いっとき温かかったのが、ここに来て花冷えというのか、肌寒い日が続いています。
桜は東京や名古屋などは満開なのに、保育園の園庭の桜はやっと開きかけたというところです。同じ三重県の中でも、やはりこのあたりは、海沿いより大分寒いようです。それでも窓からピンクの桃の花、真っ白なこぶしがきれいに咲いているのが見えますし、雪やなぎも白く風に揺れています。これから日毎にだんだん温かくなり、「春爛漫」もすぐそこまで来ています。「春爛漫」という銘柄お酒もありますが、春は花が咲き、鳥が歌い、我々人間も身も心も解放され、一年で一番華やかな季節です。自然のその恵みを大いに楽しみたいと思います。
さて、今日から新年度が始まります。新しく入園された子どもさんを入れて0歳児4人、1歳児12人、2歳児13人、3歳児40人、4歳児が29人、5歳児が25人トータル123人でのスタートです。新入の子どもさんも保育園の雰囲気になじむのにもそれぞれ個人差があると思いますが、それぞれの子どもの気持ちをしっかり受け止め、ゆっくりと一日一日を過ごしていきたいと思います。

3月にながさわ保育園が目標としている京都・山科の岩屋保育園の室田先生に久しぶりに来ていただいて、保護者への講演と、その前日には職員への勉強会をしていただきました。副園長の市川が室田先生について勉強を始めてもうすでに6年経ち、ながさわ保育園もそれなりに岩屋に近づいてきたかなと思っていましたが、勉強会で室田先生のお話を聞いて、このご無沙汰していた2年の間に我々より2回りも3周りも先を走っているなと、やや衝撃を受けました。ながさわ保育園もそれなりに頑張っているとは思いますが、岩屋の保育は本当にすばらしいと感動さえしました。ここで具体的にその保育を説明するのは難しいですが、一言で言えば、口先だけではない、それぞれの子どもたちの「自立・自律」を目指した真の子どもの主体性を大事にする保育です。口では「保育は生活者モデル」、「子ども主体の保育」「環境による保育」「子どもの自立。自律」などとは言いますが、それを実際に行うのはとても難しいことです。
室田先生の今度のご指導は、色々な子どもたちの状態あるいは活動場面を「エピソード」をして記述し、自分でどう思ったか、どうとらえたか、こうすればよかったなどを考察として記述し、それをみんなで、色々な角度から考える、という勉強法です。ながさわ保育園もそれをやっていたことはやっていたのですが、視点が狭い、掘り下げが甘いなど、室田先生が自園でやられているものとは大分薄っぺらなものでした。これからしばらくは室田先生に指導していただきながら「岩屋方式」に近づくように頑張りたいと思っています。
広い視点の、掘り下げの深いケース会議を重ねていけば、自然に先生たち自身が口先だけではない身体全体が「子ども一人一人の成長を支援する保育士」に成長していくと強く思います。先生たちの楽しい頑張りに期待していてください。



