新型コロナウイルスに関して、感染の拡大を防ぐために現在重要な時期にあり、イベントの開催に関しては、
① 最新の感染の発生状況を踏まえると、例えば屋内などで、お互いの距離が十分にとれない状況で一定時間いることが、感染のリスクを高めること
② イベント等の主催者においては、感染拡大の防止という観点から、感染の広がり、会場の状況等を踏まえ、開催の必要性は改めて検討して頂きたいこと
③ なお、イベント等の開催については、現時点で政府として一律の自粛要請を行うものではないこと
という考え方を、政府から国民に示されています。 このことから保育園でも、イベントや行事については延期や中止、内容変更などの対応をすることとなりました。3月5日時点での対応は以下の通りになります。但し、状況は日々変化しています。急な変更などもあるかもしれませんがご理解下さい。
◎ 一日入園・・・中止になりました。必要な連絡事項は書面にて通知。
◎ ライオン組遠足・・・内容精査のうえ、2月28日に配布したお便りの通り行います。
◎ 3月お誕生会・・・今までのホールで全クラスが集う形式を取り止め、各クラスでお祝い。
◎ お別れ会・・・お誕生会と同様に、全クラスがホールに集う形式を取り止め、ライオン組を小さなグループに分け、その各グループが各お部屋を巡回しながら短いゲーム形式の交流をすることでお別れ会の替わりとする。
◎ 卒園式・・・縮小して開催。従来ならば在園児(年中児)も参加していましたが、卒園児と保護者(各ご家庭2名まで)のみの参加とし、式の内容については短縮措置を念頭に検討中。
◎ 入園式・・・縮小して開催。式の内容については現在検討中。
3月に予定されている行事については上記の通りです。政府の見解からも「今が極めて重要な時期」であり、今の段階で市中感染を遮断しなくてなりません。このウイルスに罹患し、重症化しているのは高齢者や何かしらの疾患を持っている人が多いのは報道の通りですが、このウイルスは何もそういった方だけを狙っているものではなく、若年者など誰にでも満遍なく感染しており、すでに保菌者になっている人がいると考える方が自然かもしれません。ただ症状が出ずに、風邪程度で治ってしまう方もいたり、中には症状すら出ないまま保菌状態で元気に過ごしている方もいるかもしれません。現状、疑わしい風邪のような症状だけでは検査されないため、どれくらい感染が拡大しているのか、実際は分かりませんが、報道されている感染者数はほんの氷山の一角で、実際はその数字の10倍くらいの感染者(保菌者)いるのではないかと想像しています。
先日は保育園の保育士が罹患した報道がありました。保育園関係者から「陽性」反応が出ると最悪の場合、保育園休園という深刻な事態になります。
これからも感染者は日増しに増加していくと思います。ですが、それが急激に増加するのか、または緩やかに増加していくのか、それは分かりません。政府としては、せめてゆるやかな増加におさえ、時間稼ぎをしながら医療体制等を充実させようとしています。 一日でも早く特効薬が開発され、一般の病院に簡易検査キットが配備され、誰もが安心して生活できるようになることを祈ります。そのためにはこの局面をみんなが痛み分けをしながら、協力して乗り越えなくてはいけないと思います。保護者の方々をはじめ、各方面に何かしらのお願いなどをしなくてはならなくなる場合もあるかもしれません。その時はどうぞご理解を頂き、ご協力下さいますよう、よろしくお願い致します。
ながさわ保育園
園長 中瀬弦偉